こどもの気がかり

肥満

肥満とは

肥満とはからだのなかに脂肪が多い状態を指します。最近は体脂肪を測るために体脂肪計が使われます。これはからだに弱い電流を流して、電気の流れから脂肪量を推定するものです。これを使えば簡単に脂肪量が測られると考えがちですが、脂肪量を直接測っているわけではないので、測定条件が変わると測定値も変わってしまいます。また推定の根拠となる、より正しい体脂肪測定法がこどもに実施しにくいものなので、子どもの体脂肪推定にそのまま応用することは慎重でなければいけません。こどもの肥満には、身長と体重のバランスから太っているかどうかを判断するのが-般的になります。

からだつきを判断しよう

おとなになってから病気(生活習慣病)にならないためには、こどもの頃から生活がゆがまないように注意することが大切です。具体的には、太らない食べ過ぎない規則正しい生活を送るからだをよく動かすたばこの煙から遠ざかることなどです。

こどもの体型は幼児期から学重期、そして思春期とからだの中身が大きく変わります。たとえば幼児期から学重期にかけて、少しずつからだは細身になっていき、また思春期を迎えると男児は筋肉が多くなってゴツゴツしたからだつきになり、女児は脂肪をためやすくなってからだが丸味をおびます。つまり肥満かどうかは身長と体重のバランスだけで単純に決まるわけではないので、からだの中身をよく考えて判断しなければなりません

主観で決めつけないで正しい計測を

親ごさんが「うちの子は大きくうまれたので」「幼稚園や学校のクラスでいちばん大きい」「両親が大きいからこどもが大きくてもしかたがない」など、本当に問題が無いほど大きいのか、病的な体重ではないかを客観的に見るために、まずは正しい計測をし、肥満度判定曲線を描いて見ましょう。

肥満度判定曲線とは

学童を対象に毎年行われている身体計測結果(学校保健統計調査報告書)をもとに難しい計算をしなくてもこどもの肥満度を判定するために考え出されたものが「肥満度判定曲線」です。

肥満度判定曲線の特徴は身長と体重のバランスから視覚的に肥満度を判定できることです。また時間を追ってどのようにからだつきが変わってきたのかがわかります。つまり太り始めを的確にとらえることができるのです。また、からだつきを標準に近づけようとする努力が結果として現れているかを判断することができます。

太らないという目的を達成するためには、親御さんや子ども自身がこれを使うことによって自分のからだを知ることそして自分のからだを知ることで、自分自身の生活を振り返ることができるようになるのです。

肥満度判定曲線以外の体格判定法

カウプ指数計算式:体重(Kg)÷身長(m)2

一般的に幼児期の検診などではとても使いやすくなっていますが、学童期にはいるとだんだんと身長による違いが現れてきます。同じ体格で同じ肥満度になるこどもでも低身長傾向のこどもではカウプ指数は低めに計算され、高身長のこどもは高めに計算されてしまいます。

低身長のこどもでは太っていると判断されるべきところ、肥満にならなかったり背の高いこどもでは太っていないのに肥満とされてしまいます。

ローレル指数計算式:体重(Kg)÷身長(m)3×10

ローレル指数は10歳前後ではカウプ指数のように身長による差はありませんが、小学校低学年ではカウプ指数と同じように身長による違いが現れます。

BMI(Body Mass Index:ボディーマスインデックス)
:体重(Kg)÷身長(m)2

一般的に成人ではBMI(Body Mass Index:ボディーマスインデックス)をよく使用します。この計算方法はカウプ指数と同じですが成人の場合BMIは小児のように身長による影響を大きく受けませんので幅広く使用されています。BMI 22が成人の標準となっています。

メニュー

その他メニュー