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身長と食事

身長と食事
食事は低身長解消のための大きな要素です。動物も人間も、食事から栄養をとって発育していきます。
栄養状態の悪かった戦争中に思春期を迎えた世代は身長が低い(図)、という結果もあるように、伸び盛りに社会的影響でかなりの栄養不足があったときは必ず全体的に低身長な傾向が伺えます。
しかし、病的な低身長に関していえば、大きく偏った食事や過度なダイエットといった極端な食生活を送ることがない限り、食事が病的な低身長に影響することはほとんどないと言ってよいでしょう。
少なくとも一般的な家庭の食事であれば、それ以上のことを心配することはありません。

第1—2—5表 身長の年度別推移

資料:文部省「学校保健統計」


バランスのよい食事とは
栄養学的には2種類の分類があります。
●6つの基礎食品群の分類
1.魚、肉卵、大豆、大豆製品
2.牛乳や乳製品、海草、小魚
3.緑黄色野菜、
4.淡色野菜、
5.砂糖、穀類、芋類
6.油脂類

食品群 食品 共通して含まれる栄養素 働き
1群 魚・肉・卵・大豆・大豆製品 たんぱく質 からだをつくる
筋肉をつくる
エネルギー源となる
2群 牛乳・乳製品 カルシウム 骨や歯をつくる
海藻・小魚類 体の各機能を調節する
3群 緑黄色野菜 カロテン(ビタミンA) 皮膚や粘膜の保護
体の各機能を調節する
4群 その他の野菜(淡色野菜) ビタミンC 体の各機能を調節する
果物 カリウム 体内のナトリウムを調節する
5群 穀類(米・パン・麺) 糖質 エネルギー源となる
体の各機能を調節する
いも類
砂糖(菓子類なども含む)
6群 油脂類(食用油・バター・マーガリン) 脂質 エネルギー源となる
脂肪の多い食品(マヨネーズ・ドレッシング等)



●4つの食品群の分類
1. 牛乳、乳製品、卵
2. 魚、肉、豆、豆製品
3. 緑黄色野菜、淡色野菜、芋類、くだもの
4. 穀類、砂糖、油脂、菓子類、種実類、嗜好品

食品群 食品 共通して含まれる栄養素
第1群 乳・乳製品 たんぱく質牛乳、脱脂乳、練乳、ヨーグルト、チーズ、など
鶏卵、うずらの卵、あひるの卵、など(魚卵は含まれない)
第2群 魚介 カルシウム生鮮魚、冷凍魚、塩干魚、魚加工品、貝類、イカ、タコ、など
獣鳥鯨肉及びその副生物、ハム、ソーセージ、ベーコン、など
豆・豆製品 大豆及びその加工品(豆腐、厚揚げ、高野豆腐、豆乳、おから、納豆など)、その他の豆、枝豆など
第3群 緑黄色野菜 カロテン(ビタミンA)ほうれん草、小松菜、春菊、かぶや大根の葉、トマト、にんじん、ブロッコリー、かぼちゃ、にら、パセリ、など
淡色野菜 キャベツ、白菜、レタス、きゅうり、なす、ごぼう、れんこん、もやし、セロリ、大根、海藻類、きのこ類、など
いも類 じゃがいも、里芋、さつまいも、山芋、など
果物 みかん、りんご、梨、ぶどう、柿、すいか、いちご、もも、メロン、びわ、など
第4群 穀物 ビタミンC精白米、胚芽精米、麦、雑穀、小麦粉、パン、もち、めん類、でんぷん類(片栗粉、コンスターチなど)、春雨、など
砂糖 砂糖、はちみつ、水あめ、メープルシロップ、など
油脂 カリウムバター、マーガリン、ラード、サラダ油、ごま油、マヨネーズ、ドレッシング、など
菓子類 あめ、せんべい、ビスケット、まんじゅう、ケーキ、チョコレート、など
種実類 落花生、くるみ、栗、ごま、ぎんなん、アーモンド、など
嗜好飲料、調味料 ジュース、アルコール類、ソース、酢、ケチャップ、コンソメ、カレールー、など

これらの食品を、年齢などによって規定されている必要量に従いまんべんなくとることが バランスのよい食事といえます。毎日の食卓にそれぞれの食品群がまんべんなく並べば、バランスのよい食事をとることができるのです。

たんぱく質は成長に不可欠な栄養素
「たんぱく質」という言葉は、ほとんどの方がご存知かと思いますが、たんぱく質は体をつくる上でなくてはならないものです。 たんぱく質は人間の体に不可欠な栄養素であり、皮膚・骨・筋肉・血液などを構成します。
たんぱく質は「アミノ酸」がたくさんつながることによってできています。つまり、アミノ酸はたんぱく質のもととなるものです。
アミノ酸は約20種類あり、それぞれ特徴があります。その中でも体内で合成できないアミノ酸を「必須アミノ酸」といい、必須アミノ酸が1つでも不足すると、たんぱく質としての栄養価値が下がってしまいます。
私たちが肉や魚といったたんぱく質を含む食品を食べても、たんぱく質のままでは体内に吸収されません。
たんぱく質は消化酵素などによって「ペプチド」という物質に分解され、最終的にアミノ酸にまで分解されてはじめて体内に吸収されます。

どんな献立が良いのか
アミノ酸を摂取する上でバランスの良い食事とはどのようなものでしょうか?
その答えは、ズバリ「日本食」にあります。
日本食といえば、白いご飯に味噌汁、納豆にお漬物といったメニューを思い浮かべると思いますが、実は、この組み合わせがアミノ酸バランスのポイントなのです。
例えば、お米に不足している「リジン」というアミノ酸は豆類に多く含まれ、逆に豆類に不足している「メチオニン」はお米に多く含まれています。つまり、私たち日本人が何げなく食べてきた日本食は、とてもバランスの良い食事ということになります。
http://www.glico.co.jp/navi/index.htm

背を伸ばすのはカルシウム?
カルシウムをたくさんとったからといって、身長が飛躍的に伸びるわけではありません。 カルシウムは骨を太く強いものにする役割を担っていますが、身長を伸ばすのにいちばん必要なのはたんぱく質です。 大抵、12〜14歳くらいになると骨の髄にある軟骨が骨に変わっていく「軟骨性骨化」という現象が起こりますが、この現象を促すのがたんぱく質です。 軟骨性骨化により手足の骨が伸びていき、急激な身長の伸びが起こります。レントゲン写真で手首の骨の端に軟骨の線が残っていれば、まだ伸びる余地があるということになります。 そして普通、15〜17歳くらいになると骨の伸びは終わります。ですから、その時期までにたんぱく質をとらなければ、本来伸びるはずの骨が伸びなくなってしまうのです。 骨にとってカルシウムは必要ですが、身長を伸ばすものはまずたんぱく質であることを知っておくとよいでしょう。

間食について
間食については、特に発育期は食事の一環とする補食の役割として質(内容)、量(回数)が重要になります。 それは、この時期はからだが小さい割に栄養所要量が多く、しかも消化機能が未発達で一日三回の食事では必要な栄養量がとりにくいため、回数を増やして補給しなければならないからです。 また、間食は子どもの情緒安定のために精神発達上、大切な役割を持っています。
しかし、最近の子どもたちに与えられる間食は、その目的と外れてきつつあるように見受けられます。 栄養を補うのではなく、嗜好を満たすために、ジュースやスナック菓子、チョコレートなどの高カロリーの間食を摂る子供が増えてきているのではないでしょうか。
間食の与え方は、年齢、食欲、消化力、運動量などによって違ってきますが、通常1日の栄養所要量の10〜20%が適当といわれています。 量が多すぎたり、正規の食事に影響するような不規則な与え方は好ましくありません。 間食の内容は発育期に必要な良質のたんぱく質、脂質、カルシウムをはじめとする各種のミネラルおよびビタミンを含んだ食品の組み合わせが最適です。

朝食は必ず食べさせる
朝食をぬく原因は、夜更かしや夜食を摂る習慣などが影響していますが、最近ではダイエットのために食べない、あるいは朝食の用意がされていない、といった理由を挙げる子どももいます。
朝食を摂らない弊害は多くありますが、中でも身体の筋肉を作るたんぱく質が減って筋肉ができにくくなり低身長の原因を作る、ということが挙げられます。 また、脂肪が蓄積する方向に働くインスリンが増えて肥満になる可能性が高くなったり、体温が上がりにくく午前中の活動が不活発になったり、といったことが起こります。 特に、脳は食事で得られる糖分がエネルギー源になりますから、欠食するとエネルギーが不足し、脳の働きが鈍くなります。 そのため記憶力や集中力が低下し、さらには想像力も劣化する、という調査結果も出ています。
朝食をきちんと摂ることで生活のリズムも整い、便秘を防ぐこともできます。朝食の大切さを子どもに理解させ、自分で早く起きるように自立させることも必要です。

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